2026年10月07日

これは天2、地5、27桁の播州算盤です。裏板引き出し式で,裏小板に明治4辛未年二月調ス(1871年)松尾藩東松尾・杉村覚蔵定利所持と年号と所持者が底板に書かれています。この人は松尾藩の算用方(会計係)の武士です。また木箱には十露盤、明治四辛未年八月作也とも書かれています。松尾藩とは明治元年9月21日遠江国(現静岡県)掛川藩=太田氏(太田道灌の子孫)5万3000石が転封し明治4年1月13日松尾藩と改称しました。その後、柴山藩となり廃藩置県(1871 年7月)の実施により松尾県、さらに木更津県そして千葉県に編入されました。わずか1年にも満たない短い藩でした。この算盤は当時の勘定方の武士が購入したもので八月に箱を作ったことがわかっている。





松尾藩のそろばん






